羽田建築設計事務所

2020.6.16

補助金について 外構部の木質化の支援事業 広島設計事務所ブログ

こんにちは、羽田建築設計事務所の羽田佑輝です。

梅雨に入り、夏の気配が日に日に増していっています。

今月末に木造建築物用補助金の説明会のお誘いがあったので、進捗中の物件に活用できないか検討したいと思っています。

それとは別に、外部のウッドデッキやウッドフェンス用の補助金が今年も実施されているようです。

 

外構部の木質化の支援事業とは

林野庁が出している、建物の外の外構部のウッドデッキやウッドフェンスを、指定された品質の天然木にて作成すると補助金がもらえる事業です。昨今はアルミや樹脂製の材料が多い中、見た目も環境にもやさしい天然の木を普及させていくための事業です。

お手入れの面で天然木を避ける方もおられると思いますが、この度の補助金に適合するためには木の基準も設けられているので、

長持ちをする良好な材料なのでお手入れの手間も少なくなり、補助金ももらえる可能性がある魅力的な事業だと思います。

天然の木は経年変化が生じますが、時間とともに風合いを変えていくのも見ていて楽しめる点かと思います。

今年度の一次募集は締め切られたようですが、二次募集に条件があえば検討してみてはいかがでしょうか?

人気の高い補助金事業のため、昨年度は一次募集のみでしたが、今年は二次もあるのでぜひ活用したいですね。

詳しくはこちら→外構部の木質化の支援事業

 

条件について

募集要項に細かく書かれていますが、簡単に言うと良好な品質のものを採用することが条件で、そこまで難しくない条件です。

補助金の額もなかなか手厚く、ウッドフェンスであれば1mあたり¥17,500~¥30,000の給付、ウッドデッキであれば1㎡あたり¥100,000~¥150,000の給付となります。

上限額がありますが、いずれも¥1,000,000以上が上限なので、住宅の外構工事の内容であれば上限に到達することも少なそうです。

 

過去の事例

昨年設計させて頂いた物件に、昨年度の「外構部の木質化の支援事業」の補助金を適用しました。

建物に沿ってL字で濡れ縁として設置したので範囲の大きいウッドデッキになりましたが、設置費用や材料費はほぼ補助金でまかなうことができました。

杉などの柔らかい材料ではないためしっかりしており、耐久性もあるので長持ちしそうです。

補助金の要綱を見ると今年度は昨年度よりも支給される額が少なくなっているので同じ条件ではないにしても、ウッドデッキやフェンスの設置をお考えの方にとってはお得な補助金だと思います。

その他の補助金事業についても、耳寄りな情報が入れば随時お知らせしていきたいと思います。