羽田建築設計事務所

2021.7.13

左官工事 そとん壁 広島設計事務所ブログ

只今進捗中の物件の外壁ですが、九州のシラス台地で耳にする「シラス」を使った材料を左官で仕上げます。

火山灰などの火山噴出物からなるシラスの特性から、外壁に使用すると防水だけでなく、熱や湿気を逃がしてくれたり、劣化もしにくい素材なので維持管理も比較的楽です。

気になる方はこちらから→そとん壁ホームページ

乾く前に大勢で一気に仕上げます。ちょうど梅雨時期だったため、何日か天気が良い日を狙って施工しました。仕上げのパターンも多く、コテでおさえたフラットなものから、でこぼこにしたものまで様々です。

コテの押し加減など、左官さんによっても仕上がり方が違ってくるので、左官も奥が深いとあらためて感心させられました。今回お願いした左官屋さんは、腕がいいのはもちろんのこと、左官をより広めたいということで活動もされている方です。

ビニールクロスやサイディングなどの二次製品が採用されることが多い昨今ですがこのような職人の技術も将来にわたって、永く残っていってほしいものです。

 

Posted on by 羽田佑輝