羽田建築設計事務所

2021.2.22

基礎着工 現場確認 広島設計事務所ブログ

先日解体が完了した物件の基礎工事に着手しました。

基礎着工はまず建物の柱や壁の芯や、基準になる水平を出したのちに基礎形状に合わせて土を掘ります。

土を掘ったら地盤を固めるための砕石を敷いて転圧を行い、基礎を作るためのの下準備は完了です。

地面から湿気が出るため、基礎を湿気から守るため防湿シートを敷いたものがこちらの写真のような状態です。

その上に基礎配筋を行い、型枠を立ててコンクリートを打設します。

鉄筋と防湿シートの間にサイコロ上の物体を挟んでいますが、こちらはコンクリートを打設した際に、

鉄筋の回りを包み込むコンクリートの厚みを、必要最小限確保するための役割をしています。

コンクリートの厚みが確保できていない箇所は強度が落ちる原因になるため、

確保が必要な寸法は法で定められています。

今回は敷地内で段差があったりと、基礎形状が複雑なので通常よりお時間がかかりますが、

現場の方が丁寧に対応してくれているのでありがたい限りです。

 

Posted on by 羽田佑輝